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zoom RSS 演劇ワークショップ ブログ版

<<   作成日時 : 2011/05/23 23:02   >>

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演劇ワークショップ ブログ版・・・・Goです。

本日のお題は、プロの映画の観方!!!!!

映画や映像の観方にも、プロのやり方があって、この「プロの映画の観方」が出来ないと、

100本映画を観ても、1000本観ても、結局、自分の身にはならないのです!


じゃあ、プロの観方って何?


「映画(舞台)には、無駄なシーンは1つもないし、無駄な台詞も1つもない」

この鉄則を、真に受け止めて、すべてのシーンが何のために挿入されているかを


説明が出来るかどうか?ということに尽きるのです。


例えば「Wag the Dog/ワグ ザ ドッグ」という映画のど頭のシーン・・・・

この映画、バリー・レヴィンソンという監督の作品で、いい映画です。


クリントン大統領のセックススキャンダルが発覚した時期に世に出た映画で、


まさにクリントンさんのセックススキャンダルを知っていて、


原作が書かれたんじゃないかと思わせる・・・



ホワイトハウスの入り口で人待ち顔の二人の女性。 一人の男がやってくる・・・・と

女A「彼よ」

女B「・・・・」

女A「ミスターフィクサー(黒幕)」

女B「・・・・」

出迎える二人。   彼の服装、外見から役どころを明らかにすると・・・・


ホワイトハウスにやってきた彼、ノーネクタイに、ロールアップしたジーンズ、帽子をかぶったままで、無精ひげに近い

ひげ面、赤いカーディガン持参で、羽織っているのはネイビーのジャケット・・・

まさにカジュアルの極地・・・・


一映画ファンなら「そういうもんなんだ・・・」で見過ごしてしまうのですが・・・


以下のように考えると、なぜこの男は、こんな服装をしているのかという疑問が沸き起こってくるはず・・・

『自分が、もしこの男の立場だったとして・・・首相官邸に行かなくちゃならない場合、

果たして、ひげ面で、ノーネクタイ、紅いカーディガンにジーンズ姿で菅さんに会いにいくだろうか?』


答えは当然ノーですよね。 一張羅のスーツ着て、ネクタイ締めていくのが礼儀・・・


つまり、この上ない違和感を服装に漂わせている男は、なぜこんなにもカジュアルなのか・・・


そして、その答えは、女の『彼よ』『ミスター・フィクサー』という補足説明の短い台詞によって、説明がつく。


『彼よ』は、女AがBについて教えている。

つまり彼は、ホワイトハウスのスタッフと思しき女性の片割れには、顔が知られていない存在・・・・

『ミスターフィクサー【黒幕】』で、裏の仕事をする人間だが、ミスターとわざわざ言われているということは、大物だと

いうこと・・・(長島さんのことを思い出すとよくわかりますよね。)


だから彼は、こんなカジュアルな服装でホワイトハウスにいける・・・つまりこの冒頭のシーンは、ミスターフィクサーと

呼ばれている男の紹介であり、その彼がホワイトハウスに呼ばれてきた・・・これから何か事件が起こるか、すでに

起きてそれを終息させるためにやってきたというシーンなのだということが分かる・・・


後で、彼を出迎えた彼女の1人から「大統領がコンラッド・ブリーン(デニーロの役名)を呼べ」と言っていることが明

かされます・・・


上記のように映画のシーンbyシーンで、何を伝えるために挿入されているかを明らかにしていくのが、プロの映画の

観方です。こうやって勉強していく・・・



こう考えると、役者さんが台本を料理するに当たって、まず理解しなくちゃならない

「このシーンでは何を伝えなければならないのか」というシーンが描かれている理由が、明確になってくるのです。


シーンが何を伝えなければならないかを理解せずして、シーン作りをやろうと思うなかれ・・・です。


また、衣装は役を観客に伝える最初の入り口!!!情報の塊!!!

登場してきてすぐ、その役が「どういう役どころなのか」が分かるような衣装になっていないと役作りとしては失敗!

そういう意味では「Wag the Dog」のフィクサー役のロバート・デニーロは、フィクサーというとらえどころのない

役について、ミスマッチ的に役どころを伝える衣装をチョイスしていて秀逸。


フィクサーというと、上等なダークスーツを隙なくまとった・・・という風に行きそうですが、

あえてひげ面、ノーネクタイ、ロールアップしたジーンズ、ローファー、紅いカーディガンに、帽子という

大学教授風のいでたち【頭脳労働に従事してる方風ですか・・・?)にして、態度は、

そのカジュアルさとは正反対の尊大な感じが横溢していて、

有名になってしまってからは、クサイ演技が鼻につくデニーロらしくない、いい演技をしています。

こんなひねり方は、さ衣装さん、さすがプロと思わせる選び方だと思います。


MPSのワークショップでは、こんな映画の観方もレクチャーしています。



さっ!では今週の宿題・・・実際にワークショップで出したものですが・・・


ダイハードの1です。飛行機嫌いなブルース。ウィリスが隣に乗り合わせた乗客から

「飛行機を降りたら、靴を脱いで、足の指を丸めて、じゅうたんの上を歩くと、飛行機嫌いが直る」という話を聞いて半

信半疑になるというシーンは何のために描かれているのでしょうか?

是非、皆さん、これを考えてみてください。


答えは次回の演劇ワークショップブログ版で・・・・  Go



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